【活動報告】2025年12月　笠間市の小学校へナプキン支援

2025年12月9日、NPO法人TGPは、森ビルゴルフリゾート株式会社様とともに、茨城県笠間市内の小学校7校へ生理用品（約26,000枚）とナプキン収納ボックス57台を寄贈いたしました。

子どもたちが突然の生理に不安なく学校生活を送れるよう、「困ったときにすぐ使える」環境づくりに加え、正しい知識を身につけられる月経教育も一緒に届けることを目的として実施しました

寄贈された生理用品は、市内小中学校の女子トイレ各個室へ設置されています。
笠間市役所で行われた寄贈式では、山口市長、小沼教育長をはじめ多くの皆さまに温かくお迎えいただき、終始和やかな雰囲気に包まれました。市長からは、「未来を担う子どもたちの安心につながる支援として大変ありがたい」との言葉をいただき、私たちの活動の社会的意義をあらためて強く感じる機会となりました。

生徒さんからは、「これなら困ったときに助かる」「友達が困っていても渡しやすい」と前向きな声が聞かれました。
この小さな安心の積み重ねが、子どもたちの学びの継続を支えていきます。

また、学校生活の一コマにも触れられるよう、急きょスナッグゴルフの体験指導や、給食時間の交流も行いました。

生徒のみなさんと身体を動かし、同じ食卓を囲んでたくさんお話した時間は、未来を生きる子どもたちが、どれほど豊かな感性と希望を持っているかを教えてくれる、とてもかけがえのない機会でした。

生理は誰にとっても自然なこと。それでも、いまもなお「恥ずかしい」「言えない」「困っても助けを求められない」
そんな現実が学校の中に潜んでいます。私たちTGPは、生理が理由で勉強に集中できない、活動を諦める、そんな“見えない不平等”をなくしたいと思っています。

「安心して学べること」はすべての子どもの権利です。
今回の笠間市での取り組みが、社会にある偏見を少しでもほどき、新しい当たり前をつくる一歩になりますように。

今回の寄贈は、笠間市と森ビルゴルフリゾート株式会社様が締結する協定に掲げられた「青少年の健全育成」の一環として、NPO法人TGPが取り組む「月経教育の普及」や「生理の不安を軽減し、学びに集中できる環境づくり」にご賛同いただき、実現したものです。

今後も自治体や学校、企業と協力しながら、全国へこの活動を広げてまいります。

最後に、本活動にご賛同くださった笠間市の皆さま、森ビルゴルフリゾート株式会社の皆さま、そして出会った子どもたちへ心から感謝申し上げます。ありがとうございました。